執筆協力しました「ビジネスサイトをこれからつくる WordPressデザイン入門 サイト制作から納品までのはじめの一歩」

執筆協力しました「ビジネスサイトをこれからつくる WordPressデザイン入門 サイト制作から納品までのはじめの一歩」


WordPressでサイト制作をする人のための書籍が発行されました

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このたび、執筆協力させていただいたWordPressの書籍がSBクリエイティブから発行されました。
メイン執筆者は2014年のWordCamp実行委員長のおふたり。秋元英輔さんと清野奨さんです。
そして、超高速なWordPressサイトを実現するKUSANAGIを開発している会社、プライムストラテジー(株)が監修をしてくれました。

実際、私自身が書いたページはほんの少しなのですが、初めてこういう形で世に出る本に関わることができまして、貴重な機会をいただくことができました。というわけで、今日はこの本の内容を少し紹介しようと思います。


ビジネスサイトをこれからつくる WordPressデザイン入門 サイト制作から納品までのはじめの一歩
単行本:¥2,592
Kindle版:¥2,400
[ 2016年2月発売 ]

 
【著者】

秋元英輔(あきもとえいすけ)
WordBench千葉主宰、WordCamp東京2014実行委員長
清野奨(せいのすすむ)
WordBench東京主宰、WordCamp東京2014・2015実行委員長

【執筆協力】

EXP、嵩本康志、松尾祥子、羽野めぐみ、宮崎優太郎

【監修】

プライム・ストラテジー株式会社

初めてWordPressの書籍を買ったときの事を思い出してみた

思えば、私が最初にWordPressの書籍を買ったのはいつのことだったか・・・WordPress2.9か3.0くらいの頃だったような気がします。

たしか、index.phpのソースコードから全部順番に読み解いて行く、という内容だったと記憶しています。ヘッダー画像を変更するには・・・なるほど、こうするのか。やった!表示された!みたいなことをひとつずつやっていきました。

WordPressの教科書2」も本屋さんで即買いました。サンプルデータを使いながらHTMLファイルを分割してphpにしてテーマを制作し、「スマホ用とPC用のサイトをどうやって作るか」を理解できるようになったのは、この本のおかげです。

そんなお世話になった本の、次バージョンとなる書籍の執筆に関わらせていただくことができて、本当にありがたいことです。

この本の特徴

WordPressを使ってサイト制作をする方法について書かれた書籍は、世の中にたくさんあります。
ですが、この本はまず、「CMSやGPL、オープンソースとは何か」というキーワードから説明し、クライアントにヒアリングをする際のポイントについて話すところから始まっています。

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その後、テーマ制作>ラフ>サイト作成>ページ作成>完成・納品 という流れの中で、CD-Romについているサンプルテーマを使って、実際に手を動かしながらサイト制作のノウハウを学ぶことができます。

この本読むと・・・

ヒアリングから納品までの流れがわかり、
WordPressのオリジナルテーマを構築することができて、
高品質なビジネスサイトを作れるようになります。

架空のカフェ「Marverick Cafe」のWebサイトを作る

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何と言っても特筆すべきは、サンプルデータのデザインクオリティの高さです。
架空のカフェといえど、実際にある店舗に撮影許可をいただき、素材写真を撮るところからはじめました。
そして実際にデザインを担当してくれたのは、、、数々のハッカソンで賞を取り、WordCampでデザインしたWordPressのキャラクター「わぷー」のステッカーが海外でも高く評価されたデザイナー、嵩本 康志(たけもと やすし)さんです!

CD-RomにはPSDデータも収録されており、もちろんライセンスはGPLですので、読者はこれらを使って、自分のサイトに作り替えることも可能です。

テーマ作成について

この本の読者は、HTMLとCSSの基礎を理解している人を想定しています。
しかし、PHPの理解は必須ではありません。
テーマを作成するのは、WordPress初心者にとって、最初に超えなければならないハードルですが、ひとつひとつ順を追っていけば、どういう仕組みでWordPressのテーマが構成されているのか、最終的に理解できるように「Step by Step」で書かれています。

テーマ作成の目次

  • トップページを表示させる
  • テンプレートをパーツに分ける
  • 個別投稿用テンプレートを用意する
  • 固定ページ用テンプレートを作成する
  • タグアーカイブやアーカイブページを作成する
  • メディアファイルテンプレートを作成する
  • サイドバーウィジェットを作成する
  • エラーページ・検索結果ページを作成する

納品前の実践Tips プラグインを活用しよう

WordPressが広く利用されている理由のひとつとして、機能を追加するためのプラグインが公式サイトにたくさん用意されている、という点もあります。2016年3月8日現在で、43,436個のプラグインが利用可能なのです!

この本では、どんなWebサイトでも必要になるであろう基本的なプラグインを厳選して、使い方を説明しています。

紹介されているプラグイン一覧

  • スパム対策をするAkismet
  • 複数のカスタマイズを簡単に設定するWP Total Hacks
  • ファイルとデータベースを定期的に自動でバックアップするBackWPup
  • あらかじめ登録しておいたHTMLタグをワンクリックで挿入するAddQuickTag
  • XMLサイトマップを作成して検索エンジンにお知らせするGoogle XML Sitemaps

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Webサイト公開時にするべきこと

ローカル開発環境でWebサイトを作成していると、テスト環境から本番環境にデータを移行する手順というのが、結構な難所だったりします。データベースのエクスポートとインポート、そしてURLの置換方法についてもきちんと書かれていますので、ここが躓くポイントだった方は、じっくりと読み解いてクリアしていただけたらと思います。

WordPressのもくもく勉強会は毎月開催中!

3/13(日)に茅場町のコワーキングスペースCo-Edoで、WordPressのもくもく勉強会が行なわれます。
当日、この本を数名の方にプレゼントしようと思いますので、ご都合のいい方はいらしてください。
・・・とここまで書いて気づきましたが、すでに勉強会はキャンセル待ちですね・・・


shoko administrator

フリーランスのWeb制作者。WordPressのサイト構築、およびWebデザインとディレクション。専門学校HAL東京にてWEB学科の講師をしています。WordPressコミュニティに出没。趣味は合気道。