12月のある日、コワーキングスペースCase新宿で雑談をしながら、メガネこと大串さんは言った。
「今度WordCampならぬメガネキャンプっていう僕が5時間くらいしゃべりまくるイベントやろうと思うんだけど、スタッフやらない?」
(いったい何を言い出すんだこの人は・・・ (・_・。))
普通、勉強会でのセッションは持ち時間20分とか、多少長くても1時間がせいぜい。
それをこの人は5時間しゃべり倒そうというのだ。(どうかしてるよね……)
でもまあ、面白そうだからいいか。
やります!
雑用でも受付でも手伝いますから、一緒に盛り上げましょう!
どうして、このようなギャラが出るわけでもない+仕事時間が削られる+そもそも無謀な内容、と思われるイベントの手伝いを即引き受けたのか?
それはやっぱり「メガネさんのLTが大好きだから」これに尽きる。
メガネLTはハマる
まずは、これを見ていただきたい。
内輪受けと言われればそれまでかもしれないが、WordPressを多少使っている人が見れば、このプラグインがどれほどアホらしく、面白く、素晴らしいものか理解していただけると思う。
さらに、メガネさんの盛り上げ方が秀逸。そんじょそこらの芸人よりもよっぽど面白い。
プラグイン制作は仏の境地らしいですよ・・・
このLTがあまりに面白くて、私も自分でプラグインを作ってみたい!と思うようになりました。
そもそもメガネさんて誰?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
「2013年WordCampの実行委員長」大串肇さんです。
1200人来場するイベントWordCampのスタッフ80名をまとめあげた人です。普段はフリーランスのディレクターとして活躍中。
結局、一人でずーっと話しまくるというのには無理があったということで、ゲストやWordPress界の仲間にも登壇してもらう内容になったんですけどね。
予想外!スポンサー希望のメールが続々
私がスタッフとして何をしたかっていうと、スポンサー担当です。
こんな個人がやるイベント、スポンサーなんてつかないでしょー、と思うでしょ?
それがまさかの・・・
こんなにたくさん。
1月中は、毎日次から次へとくるスポンサー希望のメールにせっせと返信したり、MeganeFesサイトを更新したり、当日のスポンサーPRタイムの調整をしたりしてました。
いつも使っているWebサービスやソフトの中の人と知りあいになれたのも、また楽しかったです。
当日はキャンセル待ちが出るほどの大盛況
1ヶ月以上前から告知していたのですが、最初はなかなかチケットが売れずに低迷していました。しかし、メガネさんがコンテンツを充実させてプレスリリースを出し、私がスポンサーのお知らせを日々更新し、WP-Dメンバーがブログにリンクを貼って、twitterやfacebookでつぶやいてくれた、等が功を奏したのか、イベント2日前には完売御礼!となりました。
スタッフは全員メガネ着用 | CodeIQの問題に答えるとお菓子がもらえる | 紋付袴のメガネさんとメガネメイドさん |
Web制作の今後を考える
- 「私がやるからこの値段」と言えるようになるには、「アマチュアが追いつけない技術力を磨く」「ある業種に特化する」など第三者がわかる特徴があるといい。
- エキスパートになるか、オールラウンダーになるか、そのへんは自分なりのビジョンが必要。
- 利用者・依頼者・制作者みんなが幸せになる方向とは・・・
- 未来を見据えた提案をする。
- 「人脈作りなんてやめてしまえ!ビジネスの基本は人助けだ」
- できないことを探せ
- 積極的に困れ
- 自分ひとりでできないことが人を動かす
- コミュニティに参加するだけではなく、コミュニティを生み出す人になれ
WP−Dメンバーによるディスカッション
「フリーランスか会社員か」というテーマで、それぞれのメンバーが今の働き方をどう考えているかを話しました。
私自身は、、、フリーランスのいいところは、「自分のやりたい仕事を選ぶことができる」ところだと考えていて、会社員のように意味のない会議に時間をとられたり、回って来た仕事を拒否する権利がなくて(自分の好きになれない商品を売るのはツライ)、上司のワガママに振り回されたりすることがなく「すべて自己責任」で判断できるところがいいと思います。
確定申告の手続きが面倒、みたいな話も出たけれど、そのくらいは「社会人としてどういう税金をいくら納めているのか」くらい知っておくべきことだと思っているので。煩雑な手続きを自分でやるのは確かに面倒ですが、そのくらいはガマンします(^^);;。
まとめ
今回のイベントは、技術の話だけに留まらず、「人」に焦点をあてた概念の話が多かったことが他のIT勉強会との差別化になってよかったのでは?と個人的には思います。
「今この最新技術がアツい!」みたいな話って他でも聞けるし。
デザイナーもプログラマーもディレクターも、みんなが「これからどうしようかな」って方向性を探りながら生きている時代に、各クリエーター達の生のライフヒストリーや、「大事だと思っているもの」について聞けたのが、よかったと思う。
これから自分がどういう方向に進んで行くのか・・・改めて考えさせられました。
スプツニ子!のメガネスクラッチ
最後に、メガネフェスの開演前に流してほしい!と頼んでボツになったスプツニ子!のこちらの動画をどうぞ。