WordCampのコントリビューターDayのこと
WordPressを使っている人のために東京で年に一度行なわれるお祭りイベント、WordCamp Tokyo 2015が今年も行なわれました。1日目は大規模なセッションやハンズオン、懇親会などがある華やかな一日なのですが、2日目は「コントリビューターDay」と呼ばれる、制作者・開発者向けの「もくもく会」のような日です。
私はこの日、CodexというWordPress制作者のためのチュートリアルを英語版から日本語に翻訳する、という作業を行なっていました。これについてはまた後日書きます。
長野のToro-Unitさんが和歌山のエンジニア宮内さんの名言集プラグインを作った
そもそもの経緯は、@すぴかあやかさんが書かれた、こちらのブログ記事でした。
この記事が、WordCamp当日にアップされてFacebookでシェアされていて、その翌日にコントリビューターDayがあったのです。
無表情でぶっきらぼうな、擬人化された「ターミナルくん」も、めっちゃ面白いのですが、後半に出てくる「和歌山県串本在住のMさん」を知っているだけに(実際、私は会った事はこの時点ではありませんでしたが、WordPress界では著名な方)、内輪受けだけれども面白い記事でした。
これを受けて、翌日のコントリビューターDayで長野のエンジニアToro-Unitさんが作ったプラグインがこちら。
Toro Unitさんのブログ記事
「Mさん」の名言(迷言?)がダッシュボードにランダムに表示されるプラグイン!
ん?どっかで聞いたような・・・・
そうです。WordPressを使ったことがある人なら、最初にインストールされている、Hello Dollyというプラグインを見た事があるでしょう。
あれは、アメリカのジャズミュージシャン「ルイ・アームストロング」の名曲である「Hello Dolly」の歌詞がWordPressのダッシュボードにランダム表示される、というものなのですが、何故そんなプラグインが標準インストールされているかというと、Hello Dollyは、ソースコードをじっくり読んでみると、WordPressの仕組みをより深く理解することができる、いわば「プラグイン作りの第一歩」となるものなのです。
くわしくはteckingさんのこちらをどうぞ。
それでですね、今回Tro Unitさんが作った「Hello Kushimoto」は、さらに高度なこともしているようです。
Hello Dollyプラグインをオブジェクト志向で作り直してショートコードまで実装した人は昨日初めてみた。
— 岡本(ヒデ)@太鼓の人 (@motchi0214) 2015, 11月 2
おもしろプラグインを前から作りたかった
さて私はというと、2年前に「サイトに雪を振らせるプラグイン:snowy」を作ってからというもの、アップデートもせず放置したままで、それ以来プラグインを作ったことはありませんでした。
でも公式のプラグインディレクトリには、「joke」というタグがあって、いわゆる「おもしろプラグイン」と呼ばれる、あまり役に立たないけれども、ユーモアの効いたお遊びプラグインがある事は前から知っていて、そういうのをいつか作りたいなあ・・・と思っていたのです。
そしたら先日、「もっと名言増やしたいのでプルリクください」とTro Unitさんが仰っている。
むむ!GitHubにデータが公開されているのか!
じゃあ、Forkして名言付け加えてプルリクエスト送れば私も参加できるんだ!・・・ということに気がついたわけです。
幸い、2日目コントリビューターデイの懇親会で、和歌山県串本のMさんと初めてお会いすることができ、いろいろと面白い話を聞くことができたので、「名言」をいくつか思いつきました。
はい、ソースコードは一行も書いていません。
しかも、配列のカンマが抜けてておこられましたw
WordPress.orgのプラグインでコントリビューターに名前が載った!
Gitの使い方さえ知っていれば、WordPressプラグインの作者になることができるんですよ・・・。
だからどうだって言われればそれまでなんですが。
楽しければいいのです。
楽しいことしかしたくありません。
オープンソース万歳!!
【追記】和歌山県串本のMさんに会った事がなくても名言を拾えば参加できるよ!
コメントで「Mさん語録を知らないから、参加できない」という声をいただきまして、下記のリンクを紹介しました。
この動画でWordPressについて語りまくっているMさんを存分に見る事ができます。
Mr.MじゃなくてMr.串本にすれば?
あと余談ですが、「Hello Kushimoto」がプラグイン名なので、Mr.MじゃなくてMr.Kushimotoと呼んだ方がいいと思ってるのは私だけでしょうか。Mr.Kushimotoで定着すれば、名前が似ているContactForm7の作者さんと間違えられる事も少なくなると思います。( ̄^ ̄ゞ