私が考える「イケてる」コワーキングスペースとは

私が考える「イケてる」コワーキングスペースとは


この記事は、コワーキングスペース運営者限定アドベントカレンダー Advent Calendar 2015に参加しています。

まず自己紹介

コワーキングスペース茅場町Co-Edoに10月から業務委託スタッフとして入りました。まだ2ヶ月ちょっと、という「コワーキングスペース運営者」としてはヒヨッコですが、ユーザーとして都内のコワーキングスペースをあちこち利用してきて2年半くらいたちます。

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本業はフリーランスのWebデザイナーをやっていまして、今年で16年目になります。
印刷物とWebを両方やっていたデザイン事務所を退職して、個人事業主になってからずっと自宅で一人作業をしてきたのですが、毎日ひとりで孤独にもくもく作業をする事に限界がきました。ある日ふと「WordCamp Tokyoのスタッフをやってみよう」と思い立ち、2013年5月にキックオフミーティングが行なわれたのが「コワーキングスペース茅場町Co-Edo」でした。

それから都内のあちこちのコワーキングスペースで作業をするのが、半分趣味のようになってきました。

運営者としての視点は、まだあまり偉そうなことは言えないので、今日は利用者側の視点から、私の考える「イケてる」コワーキングスペースについてお話しようと思います。

私が考える「イケてる」コワーキングスペースとは

単に作業をするためだけの場所なら、図書館が一番適しているのではないでしょうか。
最近の図書館は、PC作業専用のスペースを設けているところも多く、電源がすぐそばにあり、中にはWi-Fiを使える図書館もあります。
短時間なら、スターバックスなどのカフェでも充分ですしね。

それではなぜ「図書館やカフェではなく、私がわざわざコワーキングスペースに行くのか」について個人的な意見を書いてみますね。

気になる勉強会やイベントを開催しているコワーキング

初めてコワーキングに行くきっかけは、たいてい勉強会やイベントへの参加です。
私の場合はWordPressやWebの技術についての勉強会に出かけることが多いですが、IT系の勉強会だけでなく、ちょっと面白そうな集まりがあると、出かけていってみたくなります。

最近行って面白かったイベントは、2つあります。
ひとつは、高田馬場のCASE新宿で行なわれた「女子力向上委員会」。いまさら女子力なんて、という気もちょっとしたのですが、誘われるがまま、なんとなく参加してみました。内容は「ストレッチ講座」に「スマホ自撮り講座」、さらに現役モデルさん直伝の「ウォーキング講座」。さらに、チーズ試食会を兼ねたケータリングの料理を堪能しました。
内容もさることながら、参加していた人達といろんな話をするのが楽しかった一日でした。
それから渋谷PoRTALの「具材持ち寄りのちらし寿司パーティ」
酢飯とお吸い物だけ準備されていて、参加者はちらし寿司にのせる具材を何かしら持ち寄る、というイベントです。
お刺身はもちろん、アボカド、錦糸卵、イクラ、椎茸の煮物、レンコンの酢漬けなど、様々な具材が集まって、その場にいた人達とのひとときを楽しみました。

利用者同士の交流があるコワーキング

フリーランスで自宅作業をしていると、一日中家から出ることなく作業に没頭し、気づいたらもう夕方、ということが結構あります。それはそれで集中していていいのですけど、たまには誰かとランチを一緒に食べに行ったり、単なる雑談をしたいなー、と思う時があります。
コワーキングスペースに行くと、「ランチ会」をやっているところもありますし、知り合いがたまたま来ていれば、一緒に外で食べよう、ということになったりして気分転換になります。
話していて、お互いの得意分野について知るうちに、その後の仕事につながったことも多々あります。

「イケてる」コワーキングスペースのキーワードは、やはり「人」なんだと思います。

オーナーと仲良くなることで「行きつけの場所」ができる

私の憧れのひとつとして「馴染みの飲み屋に通って、マスターと話をする」というのがあります。
大人というものは、そういう店をいくつか知っているものだと若い頃の私は思い込んでいました。気分によって顔を出したり出さなかったり、ふらっと立ち寄った時には、お酒を飲みながら、とりとめのない話をして夜を過ごす・・・みたいな事を、昔は漠然と想像していました。
でも大人になった現実は・・・私、お酒、飲めませんでした。

その代わりと言ってはなんですが、コワーキングスペースのオーナーさんと顔見知りになれると、なんとなくそういう「大人になった自分」を感じられる気がして、嬉しくなったものです。
たまに、「あのオーナーさんに久しぶりに会いたいな。ちょっと行ってみよう」という感じで出かけることもありますので、オーナーの人となりがわかるコワーキング、というのは結構重要な要素なのではないでしょうか。

アルバイトや業務委託では、いる時間が限られていますのでなかなか難しいですが、「顔を見に来ましたよ」ってお客さんに言ってもらえると、きっと嬉しいですよね。私もいつかそういう人になれたら、と思います。

集中して作業する時間とリラックスして休憩する時間を両方実現できるコワーキング

とくに、私がコワーキングスペースに行くときは、「少し時間に余裕があって、誰かと雑談しながら仕事をしたい時」です。
締め切りがあって、集中作業したいときは、自宅でやった方が能率があがるので。

すでに40代半ばの年齢に差しかかっているせいか、「集中して作業できる時間」というのが、年々少なくなってきておりましてね・・・(;´Д`)
1時間作業したら、気晴らしに料理、1時間作業したら気晴らしに掃除、というのが普段の自宅でのペースなわけです。
コワーキングスペースに行ったからといって、3時間も4時間も集中作業できるかっていうと、なかなかそうはいきません。
できれば、合間に休憩をはさんでリラックスタイムをとりたいんです。

ですので、作業の合間にちょっと席を立って、別の椅子に座って雑誌を眺めたり、ソファに移動してお茶を飲みつつボーッとしたり、ということができるとありがたいですね。
コワーキングスペース内に、そういう場所がないと、わざわざ外を散歩して用もないのにコンビニに行ってきたりすることもあります。

おシャレなコワーキングも気になる

さんざん、コワーキングの鍵は「人」だと書いておいていまさらなんですが、人と話したりしなくても、そこにいるだけで気分が高揚して「さあ、仕事するぞ!」という気にさせてくれる場所というのもあります。
実際、今日は集中して作業したいな、という時には自宅作業にすることが多いのですが、たまーにそういう「集中作業が必要な時」でも行きたくなる場所がいくつかあり、そういう場所は何が違うのかな、ということを挙げてみました。

– 隣のお客さんとの距離がある程度離れている
視界に入る人がトイレに立ったり、何かを食べていたりするのが目に入らないくらいの距離が空いているのが望ましいです。
– 音楽が邪魔にならない
たまに、かなり騒がしい音楽が流れて来たりすると、そちらが気になってしまうことがあります。単純な手作業をしている時は、ラジオパーソナリティが何か話していても聞きながらできるのですが、じっくり考えたい時には、人の話している声が邪魔になってしまうことがあります。
– いい匂いがしている
コーヒーでもいいですし、私の場合は紅茶がやる気スイッチになります。最近行ったコワーキングでは、パンの焼ける匂いが時々(ずっと、じゃないのがポイント)してきて、とてもいい気分で作業がはかどりました。

今年は、たくさんのコワーキングスペース・シェアオフィスがオープンした年になりましたね。
来年は、自宅から通える範囲だけでなく、地方のコワーキングスペースにも行ってみたいなーと考えています。

最後に、私がいつか行きたいと思っている地方のコワーキングスペースをご紹介して終わりにします。
最後までお読みいただき、ありがとうございましたーm(_ _ )m

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shoko administrator

フリーランスのWeb制作者。WordPressのサイト構築、およびWebデザインとディレクション。専門学校HAL東京にてWEB学科の講師をしています。WordPressコミュニティに出没。趣味は合気道。