WordCamp バンコク2018 は、若者の熱気にあふれたコミュニティでした

WordCamp バンコク2018 は、若者の熱気にあふれたコミュニティでした


初めての海外WordCamp

WordPressの大規模な公式イベントは、WordCampと呼ばれています。
私は、東京や大阪のWordCampにはスタッフをやったり参加者として行ったことがありますが、WordPressを使っている人は世界中におり、海外で行われているイベントに一度は行ってみたいとずっと思っていました。

タイのバンコクに行くのは、これで3回目。
1回目は大学生の頃なので、25年くらい前。2回目は2015年ですので、3年前でした。

コントリビューターデイ

この日はセッション形式ではなく、参加者は複数のグループに分かれてWordPressに関する作業をします。
プラグインを作ったり、テーマレビューをしたり。
私はコミュニティチームに参加して、各地のミートアップ(勉強会)を盛り上げるためにどうしたらいいか?という話をいろんな国から来た人たちと話し合いました。
椅子をぐるっと円にして、まさに膝を突き合わせて話す感じです。

タイ在住の人だけでなく、バングラデシュ、ブータン、インド、アメリカなど様々な国籍の人が、各地でミートアップをやっていて、それぞれの課題があり、それらを解決するためにどんなアイディアがあるか?という話をします。東京のコミュニティは、他の国と比べても、とても大きく活発なので、他の地域の勉強会にも役に立つヒントがあれば、、、と思いましたが、果たして他の参加者はどんな風に感じたのでしょうか?

そして、コントリビューターデーを終えての、率直な感想はというと・・・私の体力が足りない!
午前中は、楽しく参加して、少しですが発言することもできたのですが、午後になるとだんだん集中力がなくなってきて、相手が何について話しているのか、つかめなくなってきました・・・
日常会話程度ならギリギリなんとか、という程度の英語力ですので、そもそもディスカッションに参加するのが無謀といえば無謀。
とはいえ、海外の知り合いが増えたということで、よしとしましょう。

WordCampアジアについての話し合い

すでにヨーロッパでは、国境を越えてWordCamp EUが行われていますが、アジア地域ではまだそういったものは開催されたことがありません。「いつかはやりたいね!」という話が出たりはしますが、誰が?どうやって?場所はどうする?など言語が異なる地域をひとまとめにするのはとても大変で、現実的にはまだまだ先の話、というところです。
とはいえ、やるとしたらどんな風に?という話し合いだけはできますので、コントリビューターデイのコミュニティチームでは、午後からこの話をしました。

カンファレンスデイ

2日目は、講義形式でセッションを聞くカンファレンスの日です。
タイ語の部屋が2つ、英語の部屋が1つで、並行して3つのセッションが行われました。
まず最初は、男木島の西川さんのお話。日本のコミュニティが、この10年でどのように成長していったか、という話を聞きました。
途中でカルタを紹介してくれて、後ろに座っていた私をカルタの発起人として紹介してくれたので、その場で立ち上がって拍手を受けるという嬉しいサプライズがありました。このおかげで、セッションの後で何人か話しかけてくれた人もいたので、私は本当に嬉しかったです!!
カルタ持ってくればよかったー・・・。こういう時に限って忘れて来ちゃうんだよね。

最後の方に行われたセッションで、WPMUDEVの人で、バングラデシュ在住のRupokさんという方のセッションがわかりやすかったなー、と思いました。カスタマーサポートの話で、サポート担当は、如何に振舞うべきか、みたいな心得の話。
この人とコントリビューターデイの時に話したんだけど、ダッカでWordPressの勉強会を開催すると、200人くらい集まる、という話を聞いてびっくりしました。

その他には、Gitやデザインについてのタイ語のセッションも少しだけ見ました。
私が「日本と違うなー」と思ったのは、スライドの作り方。
みんな、スライドは超簡単なもので、文字1行だけとか写真1枚だけ、とかシンプルなスライドばかりでした。
日本の勉強会に行くと、結構作り込んであるスライドが多かったりするので、その辺は時間をかけないものなんだなーと思いました。

スピードネットワーキング

Tribe Meetup と銘打った部屋では、時間によって、プラグイン制作者やテーマ制作者が集まったりして、お互いいろいろ話をしましょうという会が行われていました。
私は制作会社とフリーランスの会に参加しました。

懇親会

最後はお待ちかねのアフターパーティです!
日本でのイベントのようにスタッフのチームリーダーが一言ずつ何か話したり、ライトニングトークで盛り上がったり、ということはありませんでしたが、なんと生ギターを演奏するステージがあり、そのギターを伴奏にしてカラオケならぬ、生ギター&のど自慢大会のような感じになりました。

ボランティアスタッフたちは、サイアム大学の学生が多く、若者の飲み会らしくウェーイ、って感じの盛り上がりをしておりました。途中で「恋するフォーチュンクッキー」を大合唱する場面もあったりして。若者のノリは世界共通だなー、としみじみしておりました。
これで2日間のイベントは終了。

観光もしました

せっかくバンコクまで来たので、観光もしました。
とはいえ、お寺を巡ったりするのは、もういいかな、と思ったので、地元の人や他の観光客と触れ合える企画ツアーに参加することにしました。
デンマークから来た二人組と一緒に、川を渡ってジャングルをサイクリングしたり。
100年以上前からある古いお屋敷で、タイの古典ダンスを習ったり。
そしてタイフード!私はタイ料理に目がないのです。
ローカルフードを食べまくりました

旅を終えて思うこと

フリーランスになって18年。これから自分が何をどうしていきたいのか? いろいろ考えさせられた旅でした。
いったん家庭を持ち、子どもがいる状況で、一家の妻&母がこうやって外に出て行くことができるのは、なにはともあれ、家族の理解のおかげ。
自分の母親の世代では、考えられなかったことです。
まずは送り出してくれた家族に感謝!!
そして、また一歩成長していけるように、がんばります。


shoko administrator

フリーランスのWeb制作者。WordPressのサイト構築、およびWebデザインとディレクション。専門学校HAL東京にてWEB学科の講師をしています。WordPressコミュニティに出没。趣味は合気道。