WordCamp Asia 2026 in Indiaに行ってきた

WordCamp Asia 2026 in Indiaに行ってきた

今までいろいろな国に行ってきたけど、インドは未体験でした。食べ物や治安の面で、ひとりで行くのは不安。でも新しい経験をしてみたい。そこで思いついたのが、、、

先に友達を作って、地元のことを教えてもらう作戦

WordPressの大規模イベントでオーガナイザー(運営者)に立候補しました。WordCamp ASIAは、アジア圏のWordPressユーザーが集う大規模なイベントです。今年はインドのムンバイで開催されました。準備は前年から10ヶ月かけて、毎週1回のオンラインでミーティングしながら進めました。

AXチームの面々と週1回のミーティング

イベント自体は数千人の来場者を想定して、オーガナイザーは70名ほどで運営します。リーダー4人に加えて、Finance / Design / Opperation / Communication / Sponsor / Volunteers / Program / Technology / Venue / Attendee Experience のチームに分かれます。私は Atendee Experienceチームに配属されました。メンバーはインド2名、ネパールから1名、マレーシアから1名、バングラデシュから1名。そして日本から私が1人参加です。

AXチームは何をするかというと、参加者の満足度を高めるためにできるあらゆることをしよう、という役割です。具体的には、

  • 車椅子が必要な人に会場で車椅子を使うための手配
  • アレルギーがある人のための食事手配
  • 子どもを連れてくる人のためのキッズルームの手配
  • アフターパーティでのイベントのアイディア出し
  • オーガナイザーやスピーカーへの記念品の手配
  • 運営組織に送られてくるメールの振り分けと返信

とまあ、こんな感じです。私は毎日メールチェックをして、チケットやビザ関係の問い合わせに答えておりました。また、子どもの相手をするのが得意なのでキッズルーム担当を名乗り出て、細かいルールなどを決めたり、部屋に設置するおもちゃの選定などをしました。

実のところ私はあまり英語が得意ではなく、相手の話している内容は大体理解できますが、自分の意見を伝えるのが難しかったです。でも何も意見を言わずにただ会議に参加するだけでは、チームメイトとして認めてもらえない!という焦りを少し感じていました。そのため、少しでも役に立ちたくて、外部からの問い合わせメールに返信する仕事を率先してやりました。

さあ出発!いざインドへ

羽田からムンバイまで飛行機で10時間。先に現地入りしていた友達と合流して、ホテルにチェックイン。

イベント会場になるべく近いところ、という基準で選んだ宿はドミトリーと個室の両方があって、ドミトリーは一泊3,000円くらい、シングルは8,000円くらいでした。
ここは、とにかく毎朝提供される朝食のカレーが美味しくて、朝からいっぱい食べてしまいました。

ムンバイはインドの中でもかなり都市部。ビジネス街なので車やリキシャの交通量は多いけれども、こんな風に植物がたくさん生えているところもあり、素敵です。
とはいえ、まだまだインフラを整える段階であるせいか、あちこちで工事をしており、道路やビルの建設をそこらじゅうでやっていました。発展していく街って感じですね。なんとインドの総人口は14億人、平均年齢は28歳!!日本は1億人で平均年齢50歳ですから、数と若さのパワーは大きな違いです。

イベントの前日の夜、ようやくオーガナイザー(運営者)が集まる機会がありました。

インドおよびアジア地域を中心に、WordPressをきっかけとして世界各国から集まって10ヶ月の準備期間を経たチームの面々。
オンラインで見知った顔ぶれとリアルに対面できた瞬間です。

超ゴージャスなイベント会場

イベント会場の前日の様子はこちらです。
10年以上WordCampに関わってきていますが、これまで見たことのないくらい豪奢な会場。広すぎて、端から端まで歩くだけで結構大変です。さすがスケールが違います。

オーガナイザーとボランティアメンバーで撮った写真。
私はこの時キッズルームにいて、写真に入れなかったのが残念!

さて、本番。1日目はコントリビューターデイ、2日目と3日目がセッションデイです。日本からもスピーカーとして四人の方がセッションに登壇しました。

高橋文樹さんは、何十個もある自分が開発したプラグインをどうやってメンテナンスするかについて、AIを使った方法をお話しされました。

くーつさんは、インドと日本の架け橋となる仕事を成し遂げるべく、熱い想いを語ってくれました。

カネウチカズコさんは、WordPressのマスコットキャラクター「わぷー」の生みの親として、世界中のWordPressコミュニティで愛されていることに感謝を伝えていました。

るっちんさんは、写真撮影のボランティアとして長年コミュニティに関わってきた経験を語ってくださいました。

食べ物のこと

さて。ここからは私の大大大好きなインド料理の話です。

「インドに行ってきた」というと、「お腹壊さなかった?」と聞かれることが多いですが、今回の10日間の旅は、まっっっったく問題ありませんでした!
屋台で食べるのを避けていたのもありますが、イベント中はほぼ会場内で食事が済んでしまうこともあり、念の為日本から持って行ったカップヌードルやインスタント味噌汁は、出番がなくてインドの友人にあげてしまいました。

とにかく、朝昼晩の料理がどれもこれもびっくりするほど美味しくて、毎回「美味しい!なにこれ?」「もう一回おかわり行ってくる」などとお腹がはちきれるほど食べていました。

ちなみにムンバイではベジタリアン(菜食)が約2〜3割、ノンベジ(非菜食)が約7〜8割といわれていますが、実際にはベジタリアンといっても乳製品やチーズ(パニール)を食べるラクト・ベジタリアンが主流です。そしてノンベジの人でも、毎日肉や魚を食べるわけではないようで、会場で提供された料理は相対的に肉や魚の料理はかなり少なめでした。それでも、スパイスと油がふんだんに使われているのでベジタリアン料理だけ食べていても食後の満足度がとても高い、と私は感じました。日本人が一般的に想像するようなあっさりとしたベジタリアン料理とはだいぶ異なります。

チケット購入者から集計した、会場での食事リクエストの割合が興味深かったので、ここで見てみましょう。

ベジタリアン(46.7%)とヴィーガン(1.5%)、さらに厳格な菜食であるジャイナ教対応(2.6%)を合わせると、全体の約50.8%が菜食ベースの食事を希望しており、一般的に2〜3割といわれる割合よりもかなり多くをベジタリアンが占めています。
ハラール (5.3%)は、イスラム教徒の方々ですね。

ジャイナ教は、根菜類も食べない非常に厳格な菜食です。ムンバイはジャイナ教徒のコミュニティが大きいらしく、専用のメニューラインを作りました。

そしてコーシャは、食材(豚肉や甲殻類の禁止など)だけでなく、調理器具やキッチンの設備、さらには乳製品と肉類を完全に分けるといった調理プロセスに非常に厳格な規定があります。実質参加者は5名だけでしたが、この方たちにも配慮した食事を提供しました。
イベントの10日前に、戦争の影響でコーシャ専用の調理業者がガスの供給不足によりキャンセルされるなど大変な場面もあったようですが、運営メンバーが最後には業者をみつけてくれました。

キッズルームでのこと

インドの子どもたちは、みんなパワフル!
色鉛筆や塗り絵、ブロック、ボールなどを用意したキッズルームでは、ハイハイしているくらいの0歳児から13歳まで、様々な年齢の子どもたちが集まって遊んでいました。

日本のアニメをよく見ているようで、「ドラえもん」はみんな知っていました。中には「呪術廻戦」について語る子も。
子どもたちは普段はヒンディー語を話していましたが、私と話すときには英語でコミュニケーションをとってくれました。ちなみにインド全体で英語を話せる人の割合は、人口の約12%〜15%程度と言われています。それでも英語話者の数は約2億6,500万人以上!アメリカに次いで世界第2位の規模だそうです。

「アルプス一万尺」の手遊びを教えてあげたら、喜んで何度もやって、そのあとインドの手遊びを私に教えてくれました。

そして、日本から持って行った100円ショップのグッズたち。これは大好評で、あっという間に子どもたちが使ってしまい、初日に全部なくなってしまいました(笑)

わぷー帽子をかぶっていろんな人と交流

今回、わぷー(WordPress公式のキャラクター)の生みの親であるカネウチカズコさんがスピーカーとして参加することもあり、以前友人に作ってもらった帽子を3つ持参してきました。

すると大勢の人が写真を撮ってくれと私に頼んできてくれたので、一緒に写真をとったり、SNSを交換しました。
イベントが終わってから、Instagramに投稿している文章で「わぷーの母と一緒に写真を撮った」と私と一緒に撮った写真にコメントしていたのです。これは大きな誤解です!わぷーの母はカネウチカズコさんであり、私はただのわぷーラバーです。縫い物が得意な友達に頼んで、わぷー帽子を作ってもらっただけなのです。
インドの方にとっては、きっと日本人を見分けるのが難しかったのかもしれません。仕方ありません。でもあわててDMを送って訂正しました。そしてしばらくの間、私のインスタグラムのプロフィールはこう書くことにしました。

Attention: I’m NOT Wapuu creator, just Wapuulover.

WordCamp ASIA 2026 in Indiaが終わりました!

最終的にチケット購入者は2648人、実際の来場者は、2326人でした。

shoko administrator

フリーランスのWeb制作者&ベビーシッター