ストレングスファインダーから見る私の資質

ストレングスファインダーから見る私の資質


ストレングスファインダー(別名:クリフトンストレングス)とは、アメリカのコンサルティング会社「Gallup社」が開発した自分自身の強みや長所を明らかにするための自己分析ツールです。

こういう「自己診断ツール」って世の中にたくさんあって、やってみたことのある人も多いと思うんですが、単なる占いとは少し異なるので、今日はこれについて書いてみようと思います。

自分自身の方向性をいつも考えている

私はフリーランスで仕事をするようになって、もうすぐ20年たつのですが、いつも「この先どうしよう?」と考えてきました。
移り変わりの激しいWeb業界の中で、なんとなく世の中の流れを見ながら、自分の興味のある方向で、なおかつニーズのありそうな事をやり続けていたら、20年が経過していたという感じです。

しかしここにきて、少し行き詰まりを感じてもいました。
今まで自分がやってきたようないわゆる「Web制作」というものは、制作ツールが進化してきたことにより、簡易なものでしたらボタンをポチポチクリックするだけで、完成してしまうようになったのです。

また、複雑なカスタマイズを要する案件の場合、最前線で制作の現場に立つ事のしんどさも感じることが多くなってきました。

そこで、もう一度自分の特性を理解することで、次のステップに進むために役立つかなと考えました。

今やっている私の仕事

ちなみに私が何をしている人間かということを書いておきますと、こんな感じです。ここ数年、誰かののサポートをする仕事が多くなってきている、自称「世話焼きおばさん」です。

  • フリーランスWeb制作者としての受託開発
    • ページ数少なめのコーポレートサイトのデザインとコーディング
    • 過去に作成したWebサイトの保守管理
  • 専門学校HAL東京の講師
    • 教えているのはHTML/CSS/Photoshop/Illustrator/Web制作全般のこととディレクション
    • 学生は10代後半〜60代まで。夜間の講座を担当しています
  • WordPressに特化した制作&コンサルの会社:mgnでの業務
    • 継続的な案件のサポート業務
    • 細々とした社内の事務作業
  • エンタープライズ向けの開発・サーバ会社:HumanMade での運用サポート
    • クライアントのサポート業務
    • 開発者がスムーズに開発できるようにタスク管理

ストレングスファインダーの診断結果

診断結果はこんな感じでした。

基本的には「強みを見つけてそこを伸ばす」ための診断テストですので、ここで出た特性は基本的にメリットです。しかし、何事も裏表がありますし、メリットとデメリット、自分に向いた時と他人に向いた時、の両方を見る視点が大事かなということで、まずはそれぞれの特性を見ていきます。

1. 最上志向

一番強く出ている特性は、「最上志向」。長所に着目する。よりよいものを目指す。という特性だそうです。

自分の強みを評価してくれる人と一緒にいることを好む。自分の短所を指摘されるのがいや。型にはめようとする人を避ける。
また、他人の場合には、自分自身の才能を発見してそれを伸ばしてきた人に惹かれる。

最初、この項目は自分としては意外な気がしたけれど、よく読んでみるとたしかに、、、昔から私は才能のある人が好きだった。他人の長所に着目するのが得意だし、そう振る舞おうと意識してきたところも大きい。

[ デメリット ]
自分の承認欲求をぶつけてしまうことがある

個別化

この特性を持つ人は、個人個人の違いに着目するのが得意。他人の強みを鋭く観察し、最もよいところを引き出しながら生産性の高いチームを作る。相手の状況を察しながら、ニーズを汲み取ることができる。

[ デメリット ]
平均化ができない。個人のニーズは理解できるが、組織全体のニーズを見逃してしまうことがある。

アレンジ

たくさんの要素を含む複雑な状況に直面したときに、何度も並び替えを繰り返して、最終的な形に落とし込むことができる、、、という特性らしいです。同時進行に何かが起こる方が楽しいと感じます。例えでいうと、たくさんのボールを操るジャグラーのように、ボールを自分の手元に置くのはほんの瞬間だけで、次から次へとホイホイと投げていくようなイメージ。

[ デメリット ]
状況がカオスなときに、何度もアレンジしなおすと、周りが混乱してついていけなくなる

目標志向

いったん目標がきまったら、そこに向かって邁進し、少しでも目標に役立つことがありそうだったら、そのための種まきをしたり小さなことからはじめてみることが好きです。いつも5年後・10年後にどういう自分でいたいかを考えていますし、年のはじめに1年の目標を決める、というのもよくやります。この特性を持つ人は、「勤勉、粘り強さ、集中力」があるそうです。

共感性

他人の状況を自分に置き換えて考えてしまう傾向があります。それは良くも悪くも働き、相手の感情を汲み取って上手に振舞うことも多いですが、時々相手の感情に過敏になりすぎて、自分が疲れてしまうこともあります。自分の感情と相手の感情をハッキリと区別し、影響を受けすぎないように気をつけている部分でもあります。


ああ、たくさん書いて疲れてきたわ、、、、

しかしここで、良いことだけではなく低かった資質についても見てみましょう。
一番ポイントが低かった資質は、、、「信念・内省・慎重さ」。
はい、まったく仰るとおりです。

弱い特性・資質について

31. 回復思考

壊れているものがあったら直さずにはいられない、、、みたいなことはほとんどないです。Webサイト作る時も、綺麗なソースコードを目指すより、とりあえずきちんと表示されて正しい挙動をしてればOKでしょって思ってしまう。

32. 慎重さ

たとえば旅行に行く時。荷物はいつもかなり少ないです。あらかじめ準備や予定を綿密に立てたりすることはあまりない。とりあえずやってみる。やってみてから、何か問題があったら対処します。
慎重さが足りないばっかりに、リスクを見逃すことも多々あります、、、

33. 内省

これはね、、、本当にそのとおり。物事を深く掘り下げて考えるということが苦手です。自分の行動に関しても、もう少し過去のことを振り返ってよく考えたりするべきだなーとは思うんです。でもできないんです。常にその場しのぎで済ませてしまいますし、具体的なことしか考えられない。概念を一般化・抽象化して話すことができません。

自分にないものを求めるからだと思うんですが、内省する人に惹かれます。いつまでも話を聞いてあげたくなります。

34. 信念

すいませんすいません。信念なんてありません。ただ生きてるだけです。人生に意味なんてないと思ってますし、できるだけ楽しいことして、ご飯食べて寝るだけで十分なんです。


そろそろまとめに入りましょう。

ストレングスファインダーは、仕事を一緒にやるチーム内全員で受けて、それをもとにお互いを知るのがおすすめ!

自分のことばかり長々と書いてきましたが、これっておそらく、一緒に仕事をする人とか、部活やスポーツなどのチームとか、家族みんなで受けてみて、あれこれ話し合うのって、とてもいいんじゃないかと思っています。

なにかひとつの出来事があったときにも、その人から出る言葉や行動って、ひとそれぞれですよね。「なんでそんな風に言うの?」「どうしてそういう事するの?」って思った時に、「ああ、この人のこういう資質があるから、こういう言動になるんだな」っていう理解につながります。

ただ診断テストを受けるだけじゃなくて、そのあときちんと言語化して、「自分はこういう人間です」って言えるようになるとか。

その後で、他人の資質を見て、実際の生活に生かすとか。

そこまで踏み込んで理解できれば、ちょっと高めの性格診断のようですが、十分もとをとった!という気分になるはずです。

やってみたい人は、コスギスのコーチングとセットで受けるのをお勧めしますよ!


shoko administrator

フリーランスのWeb制作者。WordPressのサイト構築、およびWebデザインとディレクション。専門学校HAL東京にてWEB学科の講師をしています。WordPressコミュニティに出没。趣味は合気道。